でも、そんなトモヒロ少年に転機が訪れます!
「お母さん大好き!」たぶん毎日甘えていたんでしょう。そんな大好きなお母さんから、ある日衝撃的な一言、痛恨の一撃!を食らうことになってしまったのです!
当時、隣の家に、ひでくんという、1歳年下の男の子がいました。私が4歳で、ひでくんが3歳ぐらい。一緒によく遊んでいました。
で、当時私がまだ舌足らず?だったようで(子供時代にはよくあることだと思います)、母親のことを、「おかあさん」ではなく、「おかあしゃん」と言っていました。
私はそんなことを言いながら甘えていたようですが、ある日それを見かねた母親が、「おかあしゃん、て。となりのひでくんはあんたより1歳年下やのに、もうちゃんと、『おかあさん』って言ってるよ。それやのに、あんたはいつまでも【おかあしゃん】って。。 なんで、『おかあさん』って言えないの??」
ピュアでお母さんに甘えていた、トモヒロ少年。
ガーン!という強~烈な衝撃が全身に走りました。
頭が真っ白になった記憶が、ほんの微かですが、覚えています。
「なんで大好きな『おかあしゃん』から、こんなこと言われないといけないんだろう。。」
ただただ、ショックで、まさに立ち尽くすという感じになってしまったトモヒロ少年。と同時に、ショックのあまり持ち前の天真爛漫さを、すっかり失ってしまったようです。
ここから、ピュアで、内気で、あかんたれの、苦難の道のりが始まるのでした。