第三話 コロッケ社長 奮闘記

 さて、天真爛漫に育ったトモヒロ少年。(右の写真。それが今ではこんな姿に変わり果てて。。なんて今の私も大好きですよ)
 よく人を笑わせては、喜んでいる、そんな明るい幼少期時代。かすかに覚えています。

 でも、そんなトモヒロ少年に転機が訪れます!

 「お母さん大好き!」たぶん毎日甘えていたんでしょう。そんな大好きなお母さんから、
ある日衝撃的な一言、痛恨の一撃!を食らうことになってしまったのです!
 当時、隣の家に、ひでくんという、1歳年下の男の子がいました。私が4歳で、ひでくんが3歳ぐらい。一緒によく遊んでいました。
 で、当時私がまだ舌足らず?だったようで(子供時代にはよくあることだと思います)、母親のことを、「おかあさん」ではなく、「おかあしゃん」と言っていました。
 私はそんなことを言いながら甘えていたようですが、ある日それを見かねた母親が、「おかあしゃん、て。となりのひでくんはあんたより1歳年下やのに、もうちゃんと、『おかあさん』って言ってるよ。それやのに、あんたはいつまでも【おかあしゃん】って。。 なんで、『おかあさん』って言えないの??」
 ピュアでお母さんに甘えていた、トモヒロ少年。
 
 ガーン!という強~烈な衝撃が全身に走りました。
 頭が真っ白になった記憶が、ほんの微かですが、覚えています。
  「なんで大好きな『おかあしゃん』から、こんなこと言われないといけないんだろう。。」

 ただただ、ショックで、まさに立ち尽くすという感じになってしまったトモヒロ少年。
と同時に、ショックのあまり持ち前の天真爛漫さを、すっかり失ってしまったようです。

 ここから、ピュアで、内気で、あかんたれの、苦難の道のりが始まるのでした。

つづく

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